厳島神社 桃花祭御神能2017(3日目) その3  

さあやっと、その3です(*´_ゝ`)


桃花祭御神能2017 3日目


四番目物の「小鍛冶」


ある日のこと、勅使が刀匠である三条小鍛冶宗近のもとを訪れます。
天皇より、剣を討つようにとの命令。




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↑ 三条小鍛冶宗近さん

勅命が下ったものの…

宗 「有能な相槌を打つ者がいないんで、ちょっと無理かもー(>_<)」

勅 「うーん、事情は分かるんだけどもね、なんたって御上の御命令だしね。
そこは承ってちょうだいよ~(^_^;)」

進退窮まった宗近、
 やっぱりここは神頼み  なのですよ!!

稲荷明神にお詣りしますと。




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そこへ現れた一人の童子。

彼は宗近に対し、古来よりの名剣の故事をつらつらと語り始めます。
神楽でもおなじみの日本武尊の東夷征伐の話も~(´∀`)
草薙の剣のくだりはちょっと嬉しかったりする(笑)

そして宗近に、

相槌やったげるから、準備しといてね~
と言って姿を消します。



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帰宅した宗近はさっそく身支度を整え、鍛冶壇の準備

そこへ現れたのは…




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狐の精霊
(稲荷明神、つまりさっきの童子だな^^)



冠、注目~~(゜-゜)ジー


そして見事宗近の相槌を務め、立派な剣を打ち出すのです!




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↑この辺のノリがすごくいい!!
 囃子や謡もむっちゃ盛り上がります!
 

ワタシ、これ好きかもしれん(笑)(笑)




冠かわいいし・・・(≧∀≦)



打ち上がった剣は「子狐丸」との銘がつけられ、無事に勅使の手へ。

それを見届けた狐さん、とっとと雲に乗って帰っていくのでした。



働き者ですね(笑)




狂言「千鳥」

これも去年見て笑ったヤツ!
棒縛りもそうだけど、能楽師によって少しずつ印象が違ってくるんだなぁ^^



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ラスト「猩々」


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ひたすらお目出度い舞です。

お酒大好き怪物、猩々がええ気分で舞うのであります

みなさまお疲れ様でした。


あ、来年桃花祭の御神能を見に行かれる方、
長丁場にチャレンジする方、
座布団と食べ物飲み物を持って行かれることをおススメします。

観能のセンパイから上記のことをアドバイスしてもらいまして^^
去年今年と、食べ物飲み物は準備して行ってます(笑)

客席の一角でお弁当とコーヒー甘酒を販売してますが(今年は)
ちょーっとお高めだし、バリエーションが少ないので(^_^;)



来年もなるべく都合つけて観に行きたい、と、企んでいるツナ缶でした


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厳島神社 桃花祭御神能2017(3日目) その2

さて続きます。


桃花祭御神能2017 3日目  



経政の次は、狂言「惣八」

大体のあらすじはこう。



元料理人の僧 と、 元僧の料理人 が同じ主人に召し抱えられます。

それぞれ読経と魚の料理を言い付かりますが…
ええ、そうです、アナタが予想した通りです。




二人とも前の仕事の方が得意です。
まだ慣れておりません(´∀`;)




\・・・/      \魚捌いといてね♪/
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どうする惣八!!


しかしここで。
同じく読経を申し付かった僧も、お経がチンプンカンプンで読めず。

お互いの様子を見て事情を知った二人は…


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まあ、こうなるよね(笑)



この後主人が帰ってきてしまい、例の、
「志村後ろ」パターンになってしまいます^^;



能「羽衣」


代表的な、作品なんだろうなぁ…

お話はみんな知ってるアレですね。
三保の松原、松の木に掛かる羽衣を漁に来た漁師が見つけるところから。




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漁師がこれを家宝にと持ち帰ろうとしたところ、
天人が現れ「返してほしい」と頼む。




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奥から音も無く橋掛かりを渡ってくる、
この時間がね、美しく怖い。






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羽衣が無いと天に帰ることもできない、そういって嘆き悲しむ天人。
漁師は嘆く天人がかわいそうになり、返すことに。でも…


漁師は考えたね~

返すけど、
 その代わり天人の舞を見せてほしい  って条件を出すのです。

現代社会では犯罪チックで完璧アウトなのですが、
ツッコんではいけません、これはファンタジーなのです。




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↑ ここでの遣り取り(駆け引き?)はなかなかの見どころです


漁「いやまて!返したとたん、舞わずにさっさと飛んで帰ってしまうんだろう?」

天「そうやって疑うのは人間だけ。天には嘘偽りはありませんのに」


『いや疑いは人間にあり。天に偽りなきものを』

恥じ入った漁師は衣を返します。




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後見さんが手際よく衣裳をつけて…


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あとはひたすら美しい舞を…



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そしてゆっくりと、漁師を振り返ったあと、天高く去っていくのでした。


美しや!



※ 写真が残念なのは許してやってほしい…


羽衣を、どうせならきれいに撮りたいと思い正面席に陣取っていたのですが。
これは微妙かな~~(^_^;)
脇が正解だったかも?
天人の登場、退場の時に橋掛かりの上でしばらく止まる(演じる)シーンもあったし。
天人と漁師が対峙するところでは漁師の表情が見れず背中が多かったような~
まぁ贅沢言うとります(^_^;)ゞ





※ あ、羽衣の途中で珍客が能鑑賞に来た(笑)


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狂言「飛越」は休憩に出て観れず。

まあトイレにも行かなきゃだ(笑)

今日はここまで
次回は桃花祭 その3!
「小鍛冶」「千鳥」「猩々」の3本でーす\(^o^)





厳島神社 桃花祭御神能2017(3日目) その1

厳島神社の桃花祭   2017/04/18



今年もギリギリ気づいて(教えてもらって)御神能を見に行ってまいりましたー

実を言うと、2日目も行ってたんですが(途中だけど)、




悪天候と個人的ハプニングですっかり意気消沈、戦意喪失、集中力衰退してしまいました・・・・゚・(つД`)・゚・


(舞は素晴らしかったんですよ!
吹き込む風雨をものともせず!!)

というワケで写真も厳しかったので、今回は3日目だけの報告です<(_ _)>


えー、まずは一番「花月」
能の分類としては「遊狂物」というそうです。

うーん、付け焼刃であわてて(笑)勉強したんですが…。
江戸初期以降の式楽の正式な上演形式を
 「五番立(ごばんだて)」 というそうです。


一、初番目物(神がシテ 脇能物とも。)
二、二番目物(男がシテ 修羅物とも。武将の亡霊とかです)
三、三番目物(女がシテ 蔓物とも。ザ・幽玄 )
四、四番目物(どこにも分類できないもの 狂物、雑能とも。)
五、五番目物(鬼が出る!切能物とも。)

これらの合間に狂言が入るので、コント狂言が四つも見れるってわけですよ



これに当てはめると「花月」は四番目物、ってことになるんですが…はて(^_^;)

細かいことはよく分らないので放置だ(笑)





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筑紫は彦山(英彦山)から、一人の僧侶が諸国を巡りながら都、清水寺にやってきます。
(彼は、当時7歳の息子が失踪したことに世を儚んで出家)


さて、寺で出会った門前の者が、僧に芸達者な花月を紹介します。




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主人公「花月」が登場。


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その後次々と小唄やら舞やらを披露。
そうするうちに僧は、花月が自分の息子と気付き、確信して名乗りを上げます。




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喜びの親子再会!
そして鞨鼓でひと舞…7歳で天狗にさらわれてからの旅路を振り返るのです。

その後、二人は仏道の修行へと進むのであります。

・・・


能のストーリーにツッコミを入れるのはご法度。
さりながら、あえて言おう、




展開が唐突かつご都合過ぎて、編集部にプロット持ってったら瞬殺されるくらいなんだわ(´∀`;)


これね、長いストーリーのクライマックスとしてはムチャクチャいいシーンなんです
これまでの経緯を、練りに練り上げた演出かませば感動巨編ストーリーが出来上がりそう!
ちゅうか、書いてみたい(ド素人感想でゴメンやで笑)!!

…と思ったら。
「花月」って子別れの重い雰囲気より、華やかな「芸尽くし」が見どころの能なんだそうだ…

まあそれに、そもそも能って一場面を扱う演目が多いんだっけ(四番目物以外)
うーん、まだ慣れない(^_^;)




狂言「棒縛り」

これは去年見てクッソわろたですよ(゜∀゜)




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「志村!うしろ!」的シーンw




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「やっとな」「やっとな」

太郎冠者の反撃(笑)



「経政」

あ、アレです、修羅物です。
武将の亡霊出てきます




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一ノ谷の合戦で討死した平経政。

武士だけど琵琶の名手でもあった貴公子的な経政さん、風雅だったんですねぇ

その彼を弔おうと愛用の琵琶を仏前に供えたところ、お礼を言うために経政さん登場。
律儀な人柄です




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しばらくは琵琶を奏で、舞に興じていたのですが。
そこは修羅に堕ちた身…あさましく戦いに苦しむ自分の姿を見られるのを恥じ、灯火を消して姿を消してしまうのでした。
(武士は殺生を繰り返した罪で死後は修羅道へ落ちるそうな…)


経政さん、奥ゆかしすぎるわ…



あれれ、まだやっと二番目物だぁΣ(゜∀゜)

能関係は無知なので調べながら書いてると、いちいち感心してしまって時間が」かかるというね(笑)




よし、今日はこのくらいでかんべんしてやる!



その2へ続く(・ω・;) ←「後編」とは言わない



プロフィール

ツナ缶

Author:ツナ缶
広島に生息してます
広島神楽はじめ、島根の神楽も出来る限りご紹介\(^o^)/
 
記事中の神楽の写真掲載は各神楽団さんの許可を頂いております^^
 

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